1.参加資格
JHFパラグライダーXCパイロット技能証保持者とJHFフライヤー登録が有効なもの。
2.安全の確保
フライトは選手個人の責任に於いて行い、単独で見知らぬ場所をフライトする可能性の高いクロスカントリーフライトのリスクを理解し、常に選手自身で安全を確保しつつ飛ぶこと。気象条件が自分の能力の限界を超えている、もしくは超えそうだと判断したらテイクオフを取りやめること。またフライト中、気象条件が自分の能力の限界を超えている、もしくは超えそうだと判断したら安全なコースに迅回するか速やかに自らフライトを中止し、安全に着陸すること。
ランディング後は、速やかに大会本部にメールもしくは電話を入れてランディング報告をすること。18:00をすぎても報告がない場合は捜索願いを提出することがあります。(捜索費用はパイロット負担といたします。)回収方法はランディング報告後指示します。
3.装備
安全性が選手自身により管理され、確保されたパラグライダー、ヘルメット、パラシュート(120日以内にリパックされたもの)、山沈セット、GPS、携帯電話。
4.事故及び損害賠償
期間中、万一事故、傷害や損害が生じた場合、本人の責任に於いて速やかに処置し、本部に報告する事。また主催や大会関係者に対して責任追及、損害賠償等の要求を決して行わないこと。
5.注意事項
多くのクロスカントリーフライヤーが同時にフライトすることによりリスク回避とクロスカントリーの距離を延ばすことを目的としています。飛行前にブリーフィングを行い当日の気象条件に応じ、飛行方向を指定します。
御前山・七会村、久慈川の東側・常陸太田市の北側の山地はランディング好適地が少ないのでフライトに際しては十分注意して下さい。
ゴルフ場・牧草地・耕作地・サーキット場には降りないようにしましょう。
無事ランディングしたら、グライダーを一旦絞って、すぐ畳むこと。ランディングした後にグライダーをそのままの状態で放置することは、上空のパイロットへの「怪我をして動けないので助けて欲しい」と言うアピールになります。また、上空のパイロットはランディングしたまま放置されたグライダーを見かけたら、状況を確認し緊急事態の場合は本部に連絡してください。また、可能ならばランディングして救助・救急車を呼ぶ等の対応をお願いします。
可能ならば出来るだけ人のいる周辺に降りましょう。
どんなに高度に余裕があっても、数ヶ所のランディング好適地を確保しながらフライトしましょう。数キロ、数百メートル距離を伸ばす為に無理をしないで安全な場所に降りして下さい。
ランディングしたあと、地主様に挨拶が出来る場合は極力挨拶をしておきましょう。
ランディングした場所に被害があった場合は、各選手が自分で地主様を探し誠意をもって処理して下さい。その際、本部にも連絡をして下さい。
クロスカントリー記録が出る日は、午後2時頃から八郷盆地周辺は5m以上の南風になることが殆どです。この状況は八郷盆地周辺ではフライトに適した条件ではありませんが、数十キロ北ではサーマル条件が大幅に好転していることが予想されます。
フライトが予想される空域東西数十キロ・南北数百キロが等しく危険にさらされる状況(例えば寒冷前線の通過や空域全体が強風)、若しくは、重大な事故が発生しそのためにスタッフを割く必要が生じて、安全管理が不可能(無線連絡や回収スタッフが当初の働きが出来なくなる場合)になる場合はフライトキャンセルをします。
非常に広い範囲に選手が散らばってフライトする本イベントの性質上、ある場所では強風・ある場所では荒れている、と言うことが起こります。フライトの取りやめ・ランディングの決断は、個々の選手に安全に委ねられることになります。選手の皆さんの理解と協力、冷静な判断をお願いします。
丸山の風力発電の風車が稼働しています。回っている風車に接触した際の事故は甚大です。近づかないようにフライトしてください。また、上空を通過する際は十分な高度を確保してください。
栃木県茂木町にある『ツインリンク茂木』でレースが行われることがあり、上空をヘリコプターが飛ぶ可能性もあるので、十分注意してフライトすること。
那珂川以南の常磐道の東側、大子(テイクオフから北北東約60kmの町)〜福島空港の周辺、宇都宮市南部にある自衛隊のヘリポート周辺をフライト禁止とする。板敷LD周辺、大平スカイパーク、みかもエリアのエリア内はランディング禁止。これらを当日配布する飛行禁止空域地図で確認すること。
GPSはMAP DATUMをWGS84、POSITION FORMATを度分秒hddd°mm′ss.s″に設定し。ナビゲーションはテイクオフに向けて行い、テイクオフからの距離を把握しながらフライトしてください。 |